昨日、こんなニュースが出ました。
FIRE投資家を名乗ってる割にTOBのことが良く分かってなかったので勉強の意味を含めて調べてみました。
そもそもこの会社の読みは?
とよたじどうおりき?
とよたじどうしょっき?
残念ながらおぢは前者で読んでおりましたよ。。。
知らないことを調べる。これもまた勉強ですね。
TOBとは?
TOB(ティーオービー)とは、「Take Over Bid(テイクオーバービッド)」の略で、日本語では「株式公開買付(こうかいかいつけ)」と呼ばれる。
主なポイント
- 証券取引所を通さずに行う
通常の株式売買は証券取引所で行いますが、TOBは取引所外で直接株主から株式を買い取る。 - 価格・期間・株数を公告する
事前に「1株いくら」「いつからいつまで」「何株まで」などを公表し、その条件で株主に売却を呼びかけ。 - 大量取得や企業買収の手段
企業買収や子会社化、経営権取得、持ち合い解消、非上場化(MBO)などでよく使われる。 - 一般的に市場価格より高い価格(プレミアム)を設定
株主に売却してもらうため、通常は市場価格より高い価格が提示されることが多い。
が、今回のケースは非上場化なので逆プレミア価格となってしまい、信用買いしてた投資家や配当目当て買っていた投資家にとっては阿鼻叫喚のようですね。
トヨタによる豊田自動織機TOBの概要
さて、TOBの前提が分かったうえで、何が物議を醸してるのかを見ていこうと思います。
買収の枠組みと規模
- TOB実施主体
トヨタ不動産などが出資する※特別目的会社(SPC)がTOBを実施。 - TOB価格
1株あたり16,300円。 - 買付予定時期
2025年12月上旬にTOB開始予定。 - 買付総額
約3兆7,000億円規模(最大で6兆円規模とも報道あり。うち3兆円は銀行融資、トヨタ創業家も一部出資)。 - 非公開化後の手続き
TOB成立後、豊田自動織機は自社株式を取得し、最終的に株主をトヨタ陣営に統一、株式を完全非公開化。
※特別目的会社(SPC)(SPC:Special Purpose Company)とは、特定の事業や資産の管理・運用、資金調達など「特別な目的」のためだけに設立される法人です。
またまた、よく分からない単語が出てきましたがTOBのための特別な法人ってことでしょう。
なぜ逆プレミアなのか?
TOBのときは必ずプレミア価格になると思ってましたが、非上場化の場合はそうではないようですね。
おぢが過去に保有していたドコモをNTTがTOBしたときは結構高値で売れた記憶があるのですが。。。
- グループ内再編・持ち合い解消のための特定株主向けTOB
ディスカウントTOBは、一般株主ではなく、グループ内の特定株主(例:トヨタグループ各社や創業家など)から大量の株式を取得する際に用いられます。売り手と買い手が事前に価格を協議し、事業再編や資本関係の整理をスムーズに進める目的があるため、市場価格より安い水準で合意されるケースが多い。 - プレミアムが付かない・低い理由
一般的なTOBでは市場価格にプレミアム(上乗せ)をつけて一般株主からも広く株式を集めますが、グループ再編など特定の株主を対象とする場合は、必ずしもプレミアムを付ける必要がないため、ディスカウント(割安)価格が設定されます。
まとめ
さて、今回はトヨタによる豊田自動織機TOBの概要をまとめてみました。
TOBは株式保有者にとっては有利な価格で売却できるものばかりと思っていたので
今回のようなケースもあると改めて勉強になった次第です。
最近購入された方にとっては前日の終値が18,400円だったのにTOB価格が16,300円と大幅ディスカウントに+して無配のコンボですからふざけんな!状態ですが。。。
しかし、TOB価格以下で購入した場合結局どうなる?と思い、明日以降チャンスがあれば買ってみようと思います。
例えば16,000円で1,000株購入した場合、TOB価格の16,300円で売れれば30万円の利益になるわけですよね?
しかもTOBの時期は2025年12月という事ですから、期日まで下がったら買って、上がったら売ってを繰り返したらもしかしてマリオブラザーズの無限1up状態が出来るのでは???

トライしてみないことには分かりませんのでやってみます!(現実は1,000株も買えませんが)
※投資は自己責任でお願いします。
最後までお読みいただき誠にありがとうございました。
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