今回は年金改革関連法案が3党で合意したとニュースが出たので、
具体的にどういうこと?
メリット、デメリットは何?
を簡単にまとめてみました。
ニュース内容は↓から
何が決まったのか?
- 厚生年金の積立金を活用して基礎年金(国民年金)の給付水準を底上げする
具体的には?
- 会社員などが加入する厚生年金の積立金の一部を、自営業者や無職の人も含めて全員が受け取る基礎年金(国民年金)の財源として使い、基礎年金の減額を防ぐ(底上げする)仕組み
- 2029年に予定されている「年金財政検証」で、将来の基礎年金の給付水準が大きく下がると見込まれた場合に、厚生年金の積立金を使って基礎年金の給付水準を引き上げる(底上げする)こと
- 「就職氷河期世代」など、将来的に低年金となる恐れがある世代の救済策となることが期待される
メリットは?
- 基礎年金の給付水準が下がるのを防ぎ、将来の生活保障を厚くできる
- 現在40歳女性が65歳から平均寿命まで受給した場合、現行制度より295万円多くもらえる試算も
- 就職氷河期世代に当たる50歳男性の場合でも170万円、現行制度よりプラスになる可能性
デメリットは?
- 厚生年金の積立金を基礎年金に回すため、厚生年金の受給額が減る人が出る可能性がある
- 高齢世代(例:70歳男性など)は、総額で受給額が減るケースもあるとの試算が出ている
- 現在63歳以上の男性や67歳以上の女性については現行より受給額がマイナスとなり、70歳男性では、総額で23万円目減りするとしている
- 財源問題も大きく、厚生年金の積立金を使うと同額の税金(国庫負担)が必要となり、毎年2兆円~3兆円規模の国費が必要になる可能性が指摘
ネットの主な反応は?
- 厚生年金の積立金を国民年金の底上げに使うことに対する不満が多く、特に厚生年金加入者の権利が侵害されていると感じている声が多数
- 議員年金の見直しを求める声もあり、議員自身がまず身を削る姿勢を示すべきだという意見多数
まとめ
- 氷河期世代の人たちにはとっては比較的ポジティブニュース
- 現在70歳前後の世代の人たちにとってはスーパーバッドニュース
といったところでしょうか?
実際に「底上げ策」を発動するかどうかは、2029年の財政検証の結果次第のようですが。
おぢのように無職期間や非正規労働期間が長かった人間にとっては良いニュースなような気がします。
もらえれば。だけどね。
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